クソボケ老人 - しかくい山　

今日は体メンテをしてもらい、ドン社長と楽しく夕散歩していた。

知人に（ギョイコウ）と言う緑の桜が近所にあることを教えてもらった。

数年ここをたくさん通っていたのに、ギョイコウという名前も緑の桜があるだなんて全く知らなかったので、早速ドン社長と散歩コースをそこに変更して行ってみた。

とても綺麗な控えめな色で綺麗だった。

それで、ここで写真を撮ってる人がたくさんいたのかぁ。

珍しい桜で、結構有名なスポットらしい。

気分がいい。

気分がいいのに、また1日を台無しにしてくるような人間に遭遇してしまった。

対面から老人と大きなかっこいい（この犬も猟犬ぽかった）犬が歩いてくるので

こんにちは

と挨拶したら綺麗にシカトされた。そして、うちのドン社長のところに来たかったらしく、リードを強く何回もその犬は引っ張っていたら、老人はすごい力で持っていたちりとりでその犬を叩きつけだした。

けたたましく響き渡る犬の悲鳴。

私は

可哀想だからやめなよ。何しとんのおっさん。

みたいな感じで、老人に言い続けていたけど、老人は何事もなかったかのように逃げるように細い道を歩き去っていった。

ぶっ叩かれた犬は背中全体が地面につきそうなぐらいに痛がりながら老人の後を恐る恐るついて行っていた。

クソボケ老人である。

絶対に許せない。

動物愛護法というものを知らんのか。。。知らんのだろうな。。。

犬は自分の思い通りになんでもいうことをきく（モノ）なんだろう。最低だまじで。

怒ってる私を、大丈夫？とチラチラ心配そうにみてくるドン社長に、あんなこと私は絶対にしないからね。幸せでいてね。

と話しかけながら帰っていた。

あぁ、胸糞悪い。クソボケがクソボケが。と呟きながら帰っていると、反対側にいる親子連れのパパが少し離れた2歳ぐらいの我が子に

（おいで、わんわんいるよ）

と呼びかけている。

お…これは応えねばならない。

小さな子供がパパのところについてもドン社長は、違うものに気を取られて明後日の方向を見ている。笑

しばらく、子供に静止している犬の姿を見せて

（バイバーイ）

と手を振った。

あぁ、怒りが少しだけおさまった。ありがとう楽しそうにしている素敵な親子さん。

あのクソボケ犬虐待老人を目の当たりにして、ドン社長は絶対に後悔しないぐらいに幸せな毎日を過ごしてほしい。と思った。

最初は乗っかってくれなかったけど、今はいびきをかいて爆睡している。愛おしきドン社長。

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