先日、購入してくださったお客さんが教えてくれた。
地球の沸騰時代ですって!
まさに…沸騰級の暑さ、誰が言い出したのかわからないけれど、的確な言葉でこの暑さを表してくれた。まさに沸騰な毎日。グツグツである。脳みそもグツグツしてくる。
そうか、そうなのか、と、どう納得し、どう対処すればいいのか、もう異次元レベルになってきた。
思いつくことと言ったら、沸騰時代を生き抜くために、国会中に寝てるような無能なポンコツ議員の議員報酬を減らすか辞職させるかして、ポンコツ世襲議員やカルトと関わりがある政治家は辞職させ、全国民に金を配りまくってくれたまえ。
沸騰時代、すごい破壊力がある言葉だ。破壊的でクレイジーな言葉が世の中に出回りすぎて、もう何がなんだかわからないです地球、母なるアース、沸騰はやめてください。
今日はなかなか行けなかった体のメンテナンスの予約をしていた日、起きてエスプレッソでピルを流し込み、発送準備の梱包をして、残りの時間は家の横に住み着いているハグロトンボ夫婦を見に行った、ここのところ、神様トンボと言われている、羽は黒くてオスは尻尾が瑠璃色に輝く生き物を、ちょこちょこ遠くから観察することが私の楽しみの1つになっている。自然が少なくなっている東京では、このハグロトンボ、絶滅危惧種に指定されているらしい。田舎や自然に興味がない都会好きな人々は、都会の何を見て感じて感動したりしているのかなぁ…と思ったりする。
ハグロトンボはとても警戒心が強いので、ある程度の距離感がないと、ふわふわと釣り糸で操っているかのように、遠くに行ったり手前にきたり(笑)するので、怖がらせないように、そっと距離をとって観察する。
思う存分にハグロトンボを観察して、家に戻ろうとしたら、ふわふわと目の前を蝶々が通り過ぎていった。アゲハ蝶??ん…
あ…青いっ!?
「あなた、あなた!!青いですよね?え、え、アゲハ蝶ではないですね?あなた、ちょっと」
蝶々に一生懸命話しかけても応答するはずもなく庭を横切り、屋根スレスレを飛び、裏山へと消えてしまった。あぁぁ、もっと見たかった…眼鏡をかけていなかったことへの後悔がジワジワ私を襲う。あなたは一体どちら様ですか??と調べたら
ミヤマカラスアゲハでした。この子も見ると金運が上がるらしい、何?何?何?家に住み着いてるハグロトンボといい、ミヤマカラスアゲハといい、なんでこんな金運上がる生き物ばっかり連日見れてるの!?この夏やっと遂に7億円が当たるんじゃねーか私?
おほほほほほほほ、心の中でほくそ笑み変な笑いが止まらない私。
家の中で、検索し、この蝶々の正体を知った私は、また見れるんじゃ?とまた外に。
外に行ったついでに、またハグロトンボ夫婦の元へ。完全にストーカーである。トンボも「また来たよあの人」と警戒心を強めていることだろう。ハグロトンボを眺めていたら、何かの視線を感じて、コンクリート塀をチラ見する。蛇が顔を出してこちらを見ているので
「え…おはようございます」
と蛇に話しかけたら少し出てきた、手がある。え、え、え、全長20センチはある、ずんぐりむっくりな体型で、穴が空いてるコンクリート部分をくぐって3回もくるくると穴くぐりするもんだから
え、え、えー、ちょっと!それ茅の輪くぐり!?
とツッコミを入れたら、このトカゲも返答することなく消えていった。なんなの最近。。。
あんな小さな可愛いニホントカゲが、こんなデカくなるだなんて知らなかった…しかもツチノコみたいなフォルムでビビったし素早かった。
人と会わない暮らしを選択していても、こんな予測不可能で私を驚かせてくれることばかりが連日起こるので、楽しく、ワクワクし、寂しいという感覚にとらわれることもない、自然と生き物に遊んでもらって、勝手に混乱している。
デジタルデトックスと並行して、人と極力繋がらない暮らしは、今まで見逃してしまっていた、自分のとても身近にあったありとあらゆる、生き物の移ろいを私に見せてくれている。心に余裕がなくなり、すぐ近くの美しいものたちが見えなくなってしまっていた。
ただ、庭に出てボーッとしているだけで、絶滅危惧種に指定されている生き物にも出会える暮らしは、改めてなんて贅沢なんだと、今日は実感した。
マッサージを終え、副交感神経優位になって、更に上機嫌になった私は、息子に頼まれていたドンクのクロワッサンを百貨店に買いに行き、いつもの方々のところへ久しぶりに顔を出し、優しい気遣いに私の心は満たされ帰宅し、またハグロトンボ夫婦の元へ。
びっくりした、2匹だったハグロトンボが4匹になっていた。
犬の介護で余力が減っている今、デジタルデトックスをしないでネット依存の毎日を続け、ピル服薬を再開しないで、ADHD/ASD/PMDDの2次障がいの鬱を悪化させたままの生活を今日もしていたら、私はこの小さな美しい日々の移ろいを見逃して、同じ景色だけの毎日を送っていたんだろうな…と気づくと、今のこの穏やかで、心の波が少ない日々をずっと続けていけたらいいな…と願うばかり。やっぱり私は人と極力繋がらない暮らしの方が幸せ度が増す。
自分が生きる意味というよりは、何を達成させたいかを明確にすることによって、何を大切にして日々の暮らしを積み重ねていくかが重要になり、自分が持ちうる能力での最短での達成となる。
私はいろんな場所に行きたいし、息子には家を残してあげたい、そうするとお金が必要だ。
組織内や集団が大の苦手で、関わりすぎると、自分のリズムが狂い体調を崩し、イコール収入が減るという私の特性を考えると、人との繋がり(定期的な)は優先順位から外れる。
それが不幸どころか、自分にとって、様々な視点や気づきが生まれ、そして心と体調がとても安定しているので、人との繋がり(定期的で頻繁に会ったり連絡を取ったりすること)は私にとってはやっぱり、マイナスとして働くことのほうが多い。
ミヤマカラスアゲハ、また我が家に遊びにきてほしいなぁ。