しかくい山 

人と極力繋がらない暮らしは不幸なのか?をテーマに生きる。

発達障がいの感覚過敏について/神経がぶっ壊れた②

前回の続き

 

shikakuiyama.hatenablog.com

 

前回は体のSOSを無視しづけて、仕事に打ち込みすぎたら神経がぶっ壊れた…という話を重点的にしたんだけれど、接触過敏の他にも私には感覚過敏がいくつかあるので、記録として残すことで、どなたかの役に立つかもしれないので詳しく記載していこうと思う。

 

とにかく、今は感覚過敏が悪化していて、今こうやってタイピングしているのも指が痛い。これが他人から見たら

 

それができるのにどうして?

 

と誤解されまくるのが発達特性凸凹でもあるんだけれど、それがなぜかは私の場合

 

・文字を書く

・絵を描く

・彫る

 

といった行為は痛みがなくできる。どうやら

 

握る

 

動作は大丈夫みたいだ。側から見て(それができるのにどうして?)と思われても仕方がないことなんだけれど、当の本人が1番(なんで??)と自分に困惑してるんだから、他人に理解してもらうことの難しさをいつも感じる。理解してもらおう…と今はそれほど自分の中で思っていないのは、人に理解してもらうエネルギーを確実に自分の生活の質が上がる違う何かに使いたいからだ。それに、解決策があるなら、なぜできないかを責め立てるより、ライフハック的な事を教えて欲しい。それは本当に自分にとって前に進めるありがたい支援にも似た事だから。

 

私のような指先に強い痛みが走る感覚過敏者にとって、

納豆についているカラシや醤油の袋を開けること、お菓子の袋を開けること、食器洗剤の詰め替え用の袋を開けること、ガムテープではなくて粘着シートのようなもので封がしてある段ボールを開けること、同じく強い粘着シートで封がしてある封筒を開けるとき、サプリメントの押して回す硬い蓋を開けるとき、少し重たい荷物を運ぶ時(肩に激痛が走る)。などなど、書き出したらキリがないほど。

 

普段の何気ない生活の中でも、このようにたくさんの

痛い

が生じている。あまりにも(おい、企業…こんな頑丈に開けづらくしなくてもいいだろうに…できる人しかいないんだな…)と思って、こんな小さな事にも配慮できない企業からは2度と買わん、と勝手に怒ったり(この企業は指先が不自由な人のことをよく考えて作ってくれている…)と感動したり、色々な事も考えさせられながら生きている。定型者にとっては普通にできる動作でも、私のような人間が見ている世界は、その企業の内部分まで見えてしまい、些細な誰も気にも留めないようなことに感動したり怒ったりできるのは喜ぶべきことなんだろうか。

もうちょっと、こんな些細なことでも、弱者目線で考えて作ってくれる企業が増えてくれれば嬉しいなと思う。それがもし増えたとしたら、きっと社会はもっと優しくなっているはずだとも思う。

 

地球環境問題以前に指が痛いんで過剰梱包反対

 

自分が発達障がいだと知らずに生きてきた35年間は根性論と負けん気の強さから意地になって、痛みと闘いながら物事をこなしてきたけれど、原因がわかった今はほとんどがハサミで解決、痛む事も激減しながら生活できている。ハサミ大好き、ハサミを作ってくれたイングランドのRobertさんありがとう。

 

今では成人した息子が、私のイテテはどうやら、大袈裟に言ってるんではなくて本当なんだ…と理解してくれて、言わずとも自分から動いて手伝ってくれるので、なんていい奴なんだ…と理解と優しさに助けれれている。…がいつか、息子も親元を離れ自立し、自分らしい人生を謳歌する、親としては喜ばしい時が来る。そうなった時の事も考えて、1人でもストレスなく、痛みなく、円滑に1日を過ごせるように今からもっと準備していかなければいけないなとも思っている。

 

臭覚過敏も強すぎて、フラワーの香とはとても言えない、ケミカル臭を放つ柔軟剤でも具合が悪くなるので、その問題からホームヘルパーさんを頼むのも中断になってしまっている。

今の夏の暑い時期は、暑さで弾けたマイクロカプセルが空気中を舞いまくっていて、それが自分の体に引っ付くので、長居は危険だ。人とすれ違わないように、パックマンのようにして店内を足早に歩いている。香害と騒ぐ人間は(神経質)だという人が一定数いる、そこまで至った様々な人たちの想いと経緯を、神経質のたった一言で片付けようとする想像力の欠落と頭の悪さに毎回驚くんだけど、化学物質過敏症でもないお前が偉そうにセカンドレイプしてんじゃねぇ、引っ込んでろ。と私の心がいつも強く申しながら、死んだ魚の目で呪いをかけながらスクロールする。

www.shabon.com

 

感覚過敏者にとって、ただ1日を生活するということが、どれだけのストレス負荷がかかっているかを少しでも知っていただけたら幸いだ。

 

私は他にも視覚過敏と聴覚過敏も持っていて、中でも酷いのが聴覚過敏だ。定型者からしたら閑静な場所でも、私にとって夏のこの時期は苦手なエアコンの音や扇風機の音、虫の声が合わさるので家の中でも耳栓をしながら過ごしている。音が刺さると言っても理解してもらうのは難しいんだけど、とにかく近い遠い関係なしに音を全て耳元で大きく拾い上げてしまうので痛い。疲れていると倍の痛さと音になる。一緒にいる人が気づかない、遥か遠くにいる救急車やサイレンの音も聞こえるのでビックリされる。災害時には能力を存分に発揮するほんま狩人タイプの人間だなと思う。

 

強いのか弱いのかわからない。物凄く両極端だ。だから凸凹発達障がいか、はははは。

強すぎる自分と弱すぎる自分も今では大好き。

 

ざーっと自分の特性を書いてきて、まだまだ延々に書けるけれど今日はこの辺で終わりにしよう。あ、気づいたことがあったらここに加筆していけばいいのか、そうだな、そうしようと思う。

お世話になってる方から夏野菜をもらった

読んでくださりありがとうございました。

 

段ボール開封や解体はこれを使って助けてもらっている。

 




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