狂い咲く日本と平和な庭

昨日の晩は暑さが和らぎ、エアコンをつけなくても扇風機だけで寝ることができた。もう秋かな…と週間天気予想図を見ると30度を超える日がまだまだ続く、あぁ…もう少しの辛抱だ。やれよやれよと、私が1番具合が悪くなる秋花粉の時期がやってきて、ついにはあっという間に年末になるんだろう。10代の時と今の40代では感じる時間の速さが明らかに違う、どうしてなんだろう…と話したときに、喧嘩別れした賢いロシア人の元友達が、数年前に詳しく説明してくれたけれど、難しすぎて自分でも驚くぐらいに全く頭に入ってない。

最近、庭の雑草を一心不乱に引っこ抜くのがストレス発散で、増えてきたセダムとディカンドラ、そして何故か今年は大量発生しているシダとヒメツルソバを眺めて、その植物の上や下を忙しなく動き回る、虫やカエルやカナチョロやしょうゆバッタを見ているのが癒しになっている。夏は雑草の生きる力に驚かされ、雑草との戦いが常例となっているんだけれど、この面倒な作業を効率化しようと除草剤を撒いてしまえば簡単にことなきを得る。先を見据えずに、今だけ楽をすればいい、その行為は必ず自分や最悪、周りも巻き込んで苦しめることになる事を知っているし、こんなにたくさんいる生き物たちの隠れ家に毒を撒いて赤茶色の汚い庭にすることなんて、私には到底できない。

数年前に大家さんが勝手に除草剤を2回も撒いてしまったもんだから、赤茶色に変色した庭と、植えた苗木や植物が死んだ様を見るのは心が死にすぎてしばらく私は庭に出ることさえ憂鬱だった。完全に心を殺された気分だった。そんなことを、去年奄美大島の友達に会いに行った時に皆んなと話していたら、フランス人のジョンが

「看板を立てたら？」

というアイディアをくれたので、思い切って

（除草剤には発がん性物質が入っているので撒かないでください）

と書いた看板を庭に立てたら大家さんは悪いことをしたと思ったのか、前のように草刈機で草を刈ってくれるようになった。言葉の力ってすごい…ジョンありがとう…今はやっと私の心も回復してまた庭整備を始めたわけだ。あの時は

（もう庭なんて絶対にいじらない）と決めたのに、人間の心って時間と共に徐々にエネルギーを蓄え前を進もうと勝手に歩き出す。

庭仕事は自分の心とゆっくりゆっくり向き合う時間。色や形の勉強の時間。

昨日はブレイディみかこさんのサイン入り新書も届いた。今読んでいる本がもうすぐ読み終わるので、次のバトン書に手をつけ出す時間も楽しみだ。犬の介護で旅行も行けないし、ガソリンもいつまでも二重課税を続けているので、反骨精神が湧き上がり遠出をしなくなっている、お陰様で無駄な出費が減っているおかげで、たくさんの本を読むことができている。Twitterのトレンドをざっと見に行ったら、岸田が増税メガネと言われていた。ネーミングの秀逸さよ。。。

昨晩は友達から電話が来て長電話していた、福島原発の汚染水はどうやらもう海洋に勝手に放水しだしたらしい。ほとほと私も死んだ魚の目になった。海の生き物たち可哀想に。

ホタテ漁の方々は輸入もストップされ壊滅的な被害になるだろう。

原発が爆発してから12年、私や友達たちは魚をほぼ食べてない生活を続けている。放射性物質は底に溜まるので、原発が爆発した当初から今も、現在進行形でカレイや広範囲に移動をする魚からは桁違いの汚染数値が叩き出されている、同じく水の流れが悪い汚泥が溜まりやすい川魚なんかも（注意しろ）が私たちの間ではお決まりだった、風評被害なんかではない。

更に汚染が広がる広がる広がりますよ。

この12年、回転寿司は変わらず大盛況だった様を見ているので、きっと日本人は怒りもせず平常運転を続けるんだろう。

あぁ…また自民党、与野党、やっちまったね…感。沈みゆく泥船感。

イカれた世界、この12年でだいぶ魂の修行と何をすべきかの心の強化をさせていただきました。人間はとってもろくでもないのであります。おバカな事を繰り返すのであります。それをこの日本で止めるにはまず元凶でもある天皇制廃止が絶対必須なんだけれど、さぁいつになるのでしょうか。日米安全保障条約もあるよ、ははっ。