しかくい山 

人と極力繋がらない暮らしは不幸なのか?をテーマに生きる。

好きなことして死してなお踊れ

怠い…そう思った時はすぐに気圧グラフを見る。あぁ低気圧ですね、これは仕方ない。とゆっくりする日に変える。

 

犬の介護費や病院代がかさんで後回しにしてしまっているけど、いい加減、美容院にも行きたい。連絡しなければ…

前回は部分的に藍染してもらったけど、次は全部を藍染してもらうと決めているのだ。全髪水色にするのだ。

この(髪を好きな色にできる)って社会の流れは地味に嬉しい、都会ではなく地方でもこの流れは、やっとここまで来れたか日本…って気持ちにさせてくれる。

25年ほど前、私がまだ10代の頃なんて、髪を赤や緑や白やグレー(もちろん昔はマニパニなんてないし自染め)になんてすると、親には口うるさく(世間の目があるでしょ!)と怒られ、外に出れば冷めた目で見られ、髪は傷みまくった結果ゴムのようになり、就職なんて田舎では自滅行為だったもんね。

 

人は見た目が9割という[メラビアンの法則]というのがあるんだけど、これ、日本だと解釈が大きく曲解してしまってるなと常々思う。

アメリカなんかでもし相手がピアスをしていたり(鼻ピアスとか口ピアスとかボディーピアスとか)、タトゥーをしていたりして、派手な格好をしていたりして、それを理由に相手を咎めるような発言をしたら、それはルッキズムやレイシズム的な問題だとして大騒ぎになると思う。

日本だと、内面より外見をまず重視する、子供の頃からこれは全く共感できない。

自分の個性を殺し、日本的な外見に擬態化していれば、社会は自分を迫害してこない点とか怖すぎる。

 

今はお店に行くと、ピンクや緑や青と色鮮やかな色を身に纏った店員さんの姿が見れるようになって、それを見るとなんだかホッとする。

日本人て規則だ校則だ、社会人として、みたいに外っつらばっかり気にしてロボットみたいだ。喜怒哀楽、人間らしさをババーンと出してほしい、もっと内面を見せてほしい。

 

その人が個性を出して生きている姿を見るとだからかホッとしてしまう。

自分の個性を大切にしている強い人だ、と逆に私は安心できてしまう。

 

 

そんな事もあり、自己主張も強く、奇人変人な私は組織の中で働くということは、もはや周囲を巻き込む自爆行為だと受け入れ自分で仕事をしているんだけれど、

昨日読んだこの本の中の主人公、一編上人さんの自伝書で心がまた軽くなった。

 

 

死してなお踊れ

 

 

死してなお踊れ。

偉そうな/している人が苦手なので、たまに遭遇する偉そうにふんぞり返ってる坊さん系や、女人禁制にしている宗派とかがこの国にはゴロゴロまだ存在しているので、あまりいい印象がなかったんだけど、この一編さんの思想には

 

一編さんあなたイイね!!

 

と好印象しかなかった。

この一編さん【南無阿弥陀仏】と唱えれば、誰でも極楽に行けますよ。と説いて回っていた人で、自分は結構有名な武家出身なのに、その身分を全て捨てて出家した人。

相手に過酷な修行とか強要しない。

ヒエラルキーなんてぶっ壊せ!!なめっちゃパンクなお坊さん。痺れる。

 

死んでから地獄や極楽があるとなると、あれしろこれしろ、これはダメだ、と自分の生を縛り付けてしまう、阿弥陀や仏は人に対してそんな厳しいことは言わん。平等だ。

 

今生きてるこの現世が、地獄であり、極楽である。といった思想の人で、全国を遊行し、時には念仏を唱えながら四六時中踊りまくる。

もうこれ、レイブを日本で初めて開催した突起人じゃ?と思えてきてジワジワくる。

 

そんなぶっ飛んだお坊さん。

一編さんの数ある中の言葉を読んで私の心は【まさに今私が感じて、人と極力繋がらない暮らし】の発端思想はこれでもある。と一編さんのこの思想に共感してしまった。

 

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名声をもとめ、他人の評価を気にすれば、身も心も疲れ果ててしまう。

功徳をつみ、善行をほどこせばほどこすほど、いらぬ希望が多くなる。一人でなんの地位もないのが、いちばんいい。

念仏だけ唱えていたい。

他は捨ててしまいたい。ひとり暮らしの世捨て人は貧しさを楽とし、座禅して深い瞑想に入る人は静けさを友とする。

藤の衣に紙の衾こそ、きよらかな衣服であり、求めやすくて盗賊に襲われる心配もない。

 

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これ、読む人の心のあり方でも受け取り方が変わってくると思う。

一編さん、ただ私は貧乏は嫌だ。ひもじい思いは嫌だけど、奪い合うことはしたくない。

 

 

欲ってもんを手放すのはとても難しい。

あれもしたいこれもしたい、これが欲しい、って気持ちはどんどん肥大化していって、自分を苦しめる、あぁ、キリがない。

欲深な私め。

 

畑だな畑。

畑ってフィールドが私の中での瞑想の場みたくなっていて、畑に行くといろんなこととじっくり向き合うことができる。多種多様な生き物が飛び交い、走り回り、その中に溶け込んで畑仕事をしていると、こうやって畑仕事できている時間があるだけで私は幸せじゃないか。

と欲をその瞬間は捨てることができる。

 

家に戻ると、あれしたい、これしたい、これが欲しい。

と邪鬼に戻る、ははは。

 

このバランスが大事なのかな?知らんけど。

 

 

私もレイブで踊り明かしたい、シラフトランスを存分に味わいたい。

家の畑で1人でやればいい?ちょっとそれは通報されそう。

 

 




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