昨日の日中、息子が長年お世話になっている主治医から電話が来た。
年に1回24時間装着する心電図ホルター検査などを受けているんだけど、また異常が見つかってしまい専門病院で精密検査が必要らしい。薬もすぐに服薬を中止してください。とのことだった。
あぁぁ、殺意がぐんぐんぐんぐん上昇してくる。
原因は311の時の被曝だ。
福島県から秋田県に2012年に避難したときに初めて、小学3年生だった息子は心電図検査で異常が見つかり、私は自分の不甲斐なさに秋田県の避難先で泣き崩れたことがあった。
3号機が爆発する前に、息子と福島の我が家から西か北海道に避難するつもりだったのに、県外に避難すると両親に伝えたら、母親には(そうやって親を捨てんだない)と取り乱しながら意味不明な言葉をぶつけられ、更に取り乱した父親からは殴られ(正気に戻れって感じ?)親を捨てるんだな。のパワーワードが強烈すぎて、結局逃げることを諦めてしまい、福島で盛大に被曝。親の予測外の反応に驚く以外の感情がなかった。
取り返しがつかないことを息子にもしてしまった。この後悔は死ぬまで私の中で消えないだろう。
そして、私は両親のことを一生許すことはないだろう。
父親とはもう5年以上会話をしていない。
幾度となく人に
「大丈夫だよ」
と言われてきた。他人が言う大丈夫を信じたばかりに取り返しがつかないことになったり、痛い目にあったことなんて数え切れないぐらいある。
他人が言う(大丈夫)より、自分の直感を信じて動いた方が確実に状況は良くなる。
【大丈夫だよ】は他人に使う言葉じゃなく、自分に使う言葉です。
なんかの歌であったけど、ほんとだな。と思う。
大丈夫だよ。なんて言われても私にとっては気休めにもならない。
なんなら(東電まじクソだな!!)と一緒に怒ってくれた方が物凄く力が湧いてくるし、嬉しい。
ジャニーズ騒動がいつまでも終わらないのは、2回目の汚染水を福島原発から流しているからなんだろう。殺意殺意。東電には一択、殺意しか湧かない。
東京の東電本社前でデモをしていた時に、バカにした笑みをしながら通り過ぎていった東電社員の顔が今でも忘れられない。
NHK含め、マスコミも同罪だ。
今回のように殺意が湧いてきたら、じっと絵を描くことだけに没頭する。
昨日も思った。
私、絵を描く仕事を選択して本当に良かった。と。
絵を描いて気持ちを落ち着かせ、絵を描くことによって、この5年以上、自分が救われているからだ。どうしても私は、怒ると瞬間湯沸かし器で特攻してしまうので(これが良い感じになることも多いんだけど)長丁場の、私が死んでも終わらないだろう福島原発の問題は瞬間湯沸かし器ではダメなのだ。
沸々とした怒りの灯は消さずに、バランスをとりながら生活していかないと、怒りで人生が転落してしまう。そんな人たちをたくさん見てきたし、私も事故当初はそうなっていた。
そんなの絶対に癪に触るからなってやらない。
明らかに311の被曝でこんな目にあっているのに、東電や国からは当たり前のようになんの保障もない。これが日本のスタンダード。被曝したのも(お前たちの責任)と言わんばかりの対応。
被害者に対しては、特に製薬会社や大企業が絡んでいる、公害や事故は、隠蔽の連続。今回は(中国が)と論点からずらしてる始末。どこまでバカなんだろ。
被害者が弱るまで、自分たちの非を頑なに認めず、ずるずると営業を続けていくのだ。まじで死んでしまえと思う。死んでからも、来世などあるわけもなく永遠と、死後の世界があるならそこでお前らは苦しめとも思う。
絵を描こう、絵を描いて殺伐としたこの自分の気持ちを、なんとかしてバランスを保とう。
11DOの寄り合いは、こういった事情もあり、息子のケアに専念したいので中止します。
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