ショッピングモールのような大型店に行くと、ちびまる子ちゃんに出てくる山田のような子の数が激減し、もううんざり…といった母親たちの悲壮感を見ることも減り、朝は自転車通学の会話を楽しみながら通り抜ける学生の声がはじまり、夏休みが終わったんだなぁ。
とホッとする。
ホッとする理由としては、2012年の1月から本格的な自主避難を開始し、ワンオペでまだ当時小学校3年生の息子と生活していたから。
台風みたいな子育てだったなぁ…と今は思う。
あんなに小さな息子ももうすぐ21歳になるんだから。よく頑張ったよ私、といつも自分を自分で労う。
身内がいない場所を転々と引っ越したもんだから、夏休みや冬休みのような、長期の子どもの休みは頭を抱えることばかりだった。
夏休みや、冬休みはどうしても、お母さん目線で世の中を見てしまう。
お疲れ様、世の中のお母さん、お父さん。
去年の9月27日から、一体メルカリだけで一年間に何枚絵を描いているんだろう…と気になってナンバーを書いているんだけれど、昨日で1988枚になり、もうすぐ2000枚になる。
メルカリ以外のもカウントしたら2500枚ぐらいになってそう。
他人事のように、すげぇ数だな…と感心してしまう。
今月から1年間でどれだけの絵を売ったのかも記録として残しておこうと記録し始めた。
メルカリだけで今月は37枚売れている。ありがたい、数字にすると違った視点から物事を考えられるようになるんだな…と感謝の気持ちが湧いてくる。
それに加えて、彫師の仕事と文筆の仕事と畑仕事が加わった。
当初は(そんなにできるわけがないじゃない…)と引き腰気味だったんだけれど、デジタルデトックスで自由な時間が思ってる以上に取り戻せたので、なんとかなっている。
二足の草鞋が四足の草鞋になった。四足ダッシュして人を食いまくる、承認要求化け物カオナシのようにはならないように注意しよう。
昨日も忙しなく、雨があがったら畑に行くを繰り返し、大量の蚊の攻撃の中、鍬を片手に延々と畑を耕していた。
暑い暑い暑い、辛い辛い辛い。
汗だくになりながら、土を掘っていると、嫌になってくる。
根が深くなりすぎた植物たちを引っこ抜くだけで一苦労だ、あぁ嫌、暑い、大量に体にくっついてる蚊がうざい…となったら、VINLAND SAGAで自由を手にするために、エイナルと共に広大な森を開拓してしまったトルフィン達を思い出す。こんなひ弱な根っこで一苦労とか笑わせんな。彼らは大木の根っこを2人で掘り起こして、森を耕し開拓してしまい、奴隷の身から自由を手に入れた強者たちだ。
あぁぁぁ、すみません。こんなザコ根っこで苦戦してるとか。やってやる精神がまだまだ未熟です自分、お二人に感化され頑張れます、うっす!!!!
と言った調子で実在しない漫画のキャラクター2人に励まされながら、昨日も徐々に綺麗に整備された畑を遠くから眺めては踊る心に満足するのであった。
汗だくで自宅に戻ると、クーラーで冷え冷えになった部屋は天国か…と思うほどに私の疲れを回復させてくれる。
あぁ、こんな時に玄関に椅子をドーンと置いて、ビールでも呑んだら最高だよなぁ。
といつも思うけど、若気の至りで酒を呑みすぎホップアレルギーになってしまった私は、好き好んでビールが呑めない。
ヨーロッパにいた時も浴びるように、いろんな種類のビールを呑んでいたけれど、もっと色んな種類の有名なビールを呑んでおけば良かったと後悔してもしょうがないのに、くそ…という思いが込み上げてくる。
酒が呑めないので、畑仕事から帰ってきたご褒美にヒカリのアップルサイダーを買いに行こう。
昨日は畑仕事が終わり、シャワーを浴び、雨が降ってきたので気分転換に、玄関に椅子を置いて新聞を読んでいた。
今に始まったことではないけれど、被害者を攻撃する風潮どうにかならんのか…とは延々とこの国にいると思わされる。
痴漢やレイプされれば(そんな格好していたお前が悪い)(相手をその気にさせたんじゃ?)というような、こちらの目が点になる言葉が溢れかえる。
地獄である。
私が好きなサルトルさんの言葉を借りれば
地獄とは他人のことだ
どうして、部外者が一方的に騒ぎ立てて当事者の言葉に耳を傾けないのかね…という視点を意識し考えて生きていると、あぁ…ということに嫌というほどに気づいてしまう。
資産家や権力側に都合が悪いことほど、セカンドレイプの力が強くなるということ。
世論を巻き込み分断していくということ。
が分かってくる。
難しく考えずに、これが答えなんじゃないの?
当事者で、尚且つ、その仕事に深く関わる人たちのほとんどが汚染水の放出に反対してるのにね。151人てすごい数だよ。なんで逆行こうとしてるの?
風評被害って言葉だけなら、私たち親子も12年近くも福島を脱出し避難してないし、未だに福島や近県から避難している何十万人の人間は実害だと判断して避難しているわけでしょ。
当事者でもない政治家や著名人が活気になって、風評被害!風評被害!風評被害!と騒いで、しまいには絆!とか12年間、言っている。
おかげさまで12年間、聞き続けた、風評被害と絆って言葉が大嫌いになった。
風評被害だけだったら、みんなもうとっくに我が家に戻れて生活を再建できてるはず。
自宅の汚染が桁違いで、戻れないことさえも風評被害を助長している?
うーん…何言ってるのかなぁ?ネットではよく見るけれど、実際に対面でその言葉を投げかけられたことがないんだから、本当にやり方が卑怯だなぁ…と思う。
傀儡政権もいいけがんにしてほしいよね。
考え出すと、ラスボスなんぼほどいるんだよ。になる。
水俣の被害者だって70年近く戦っているんだから。
現在進行形で事故が収束していない福島原発の論争なんて、何百年かかるわけ?だよ。
物事の本質さをすり替えて、人格攻撃する類の多さにも失望する。
どんだけ毒好きなんだよ。
印象操作で12年前から、こういった発言や行動を起こす人たちを
プロ市民
と言って印象操作するわけなんだけれど。
中身は普通の会社員だったり、主婦だったり、学生だったりする。
それをプロ市民とレッテル貼りすることって、要は有権者をなめてるんだよね。
お前らには戦う力がない。
お前らには考え行動する力がない。ってことでしょ。言葉の裏返せば。
日本国民、なめられたもんだぜ。
分断より連帯を。と言いたいけど、難しいみたい。
組織の中にいると余計にね。
元気に生き残って、この惨憺たる有様を人に伝えていくことが1番大事なのであります。
怒る、楽しむ。この2つの切り替えスイッチをうまいこと自分で操作して、できるだけ楽しくいきましょう。じゃないと、あまりにも酷すぎてやってられん。
この本、とても読みやすくスラスラ読めた。
15歳の時に、部屋でセックスピストルズやラモーンズを爆音で聴きながら、ピョンピョン飛んでいた自分を思い出して、あの底抜けに湧いてきていた、若い時のエネルギーって一体なんだったんだろ…と、今は平らな地面を歩いてても、すっこけそうになる自分と比べて、老いとはこういう事か…と腑に落ちる。
雨レーダーを見ると今日は雨が多くなりそうな日なので、畑仕事はお休みにして、今からフェリシモで購入して重宝している、ゆで卵メーカーで、うまうま卵サンドを作ろう。
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