私は基本、1人が好きな人間。
もちろん、友達や知人とご飯したり、テーマパークに行ったりするのも大好きだけど、誰かとより1人で行きたい場所もいくつかある。
・美術館
・博物館/資料館
・旅行（親友ぐらい仲良しだったら一緒でも大丈夫）
・サウナ、岩盤浴、砂風呂
【1人だとお店に入れない】系では確実にない、哀愁漂う、のれんも建物も寂れて机なんか油がベタベタな小さな中華屋なんかにも1人でフラッと入れるし、地元民に愛されてるような小さな居酒屋なんかにもフラッと入れる。どうして知らない土地や店にふらふらと躊躇なく行けるのか…を昔自分なりに考えたことがあったんだけど、それは柵や自分のことを知らない人たちばかりだからで、素の自分をさらけ出して気を使うことがないからだと気づいた。
それと自分のタイミングで行動できるということはストレスが全くない。
今は歳を重ね、誰彼構わずの付き合いを広げると、自分の言動によって私生活や仕事に行動規制がかかるので、仕事でも人付き合いでも最低限のお付き合いにしている。画家としてイラストレーターとして彫り師として、有名になればもっともっと生活も楽になるかもしれないけれど、周りの著名人を見ていると少しづつ言動は減っていったし、当たり障りなく、周りに迷惑がかからないように…と自分としての言葉を失っていった姿を見ていると、大切な事と引き換えにしなければいけないお金、私はいらないな。となる。慎ましく最低限の生活ができれば幸せだ。億万長者には今すぐにでもなりたいけれど。
若い時は仕事や友達、知人が多すぎて、思想の違いなどで、よく衝突することがあった。それがフェアな話し合いならいいんだけれど、大抵が話し合いもできずに、ただ人権を否定するという非建設的なやり取りに終わり、もうそういうお付き合いは懲り懲りだ…と今は心から許せる良き友とだけ繋がらせてもらっている、それは私にとっての大きな財産だしいつも感謝しているよ。
どうも私は発達障がいの特性と感受性の強さから、人といると定型者より桁違いに疲れてしまうみたいだ。人と会うということはタスクが多すぎる。あまり親しくない人と話した時に、予測外の言葉を投げかけられると、めちゃくちゃテンパってしまうことがあって、それを間近で見ている息子は笑いを堪えるのに必死だけど、私はどの言葉が適切で、どう返答するのが良いのか考えるので必死だ。その点、インターネットのような人とのやり取りは、自分のペースで、考えながらゆっくり文字を打てるので良い。月に何度か決まった主催のZOOM会議に参加させてもらっているけれど、ZOOM会議は本当に楽だし楽しい。あぁ、疲れたな、今日は会話が上手く続けられないな…となったら（ごめんなさい、今日はこれにて）と抜け出すことができるし、それを誰もが（お疲れ様、またね）と笑顔で見送ってくれる。なんていい人たちなんだ。
たまにライブハウスに行って酒を片手にくるくる回ったりしてハングアウトしたいな…と思う時もあるけど、若い時、酒の飲みすぎでアルコールアレルギーになってしまってからは、自然と外に出る回数も減ったし、無駄なお金も掛からなくなった。あれだけ酒を浴びるように呑んでいた人間の最終終着点はアルコールアレルギーとして幕を閉じた。
みんなと集まってBBQなんかも楽しいけれど、1人の時間、静かな時間に幸せを感じれる（ようになった）。
私とは真逆で、友達と常に繋がっていることが好きだし、幸せだと感じれる人が私の周りには結構な数いる。人といて疲れてしまう私は、ただただ、すごいなぁ…と思う。
そして、誰とでも上手く会話し、繋がりを広めていく人たちも多いので、それもただただ、そのコミュニティ能力の高さと柔軟性と、他者と自分の共感を切り離すということがすんなりできてしまう人たちを、すごいなぁ…と、自分には到底できないことなので尊敬してしまうばかりだ。
自分がASDの特性も持っていることを嫌というほどに痛感する。
書いていて思ったけれど
人といるのが好き？1人がいるのが好き？
という【好き】の問題じゃなくて
どれが心地良いか
だなと思った。
私はこれからもきっと、この、人と極力繋がらないというライフスタイルで生きていくと思うし、子育てもひと段落したので、1人の時間を思う存分に堪能し尽くそうと思う。
たまに、人との集まりに参加させてもらいながら。
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