絵の下塗りをする際に少しづつ見てきた
を見終えた。うん、見てよかった。
ミニマリストという言葉が流行り出した頃から、おぉ…こうなりたい…
と何回もトライしたものの(本もたくさん購入したな)、私が(それを維持できる人間には到達できていなかった)ので、綺麗になったように見える部屋は、ただ物を捨てずに、ブラックホールと化していた押入れにぶち込んだだけだったりして、なんちゃってミニマリスト体験をしていたんだけど、今ならミニマリストもできそうな気がする。
なんでもそうだけど、ミニマリストにしても、○○な生き方をしましょう系のものに感化されて、この人のように生きてみたい…と、いざ自分がそれをしてみようとしても、すぐに挫折すると思うのよね大半。私はそうだった。
これも、結局は自分て軸がしっかり立っていないと、誰かの真似をしてみただけになる。自分のことを客観的に見えていなかったりしても同じく。
そして他人様のキラキラ生活に全身を焼き払われ、自分らしさを徐々に見失っていく。
その人に近づけそうな、その人のような人生を歩めるような錯覚に陥ってしまう。あぁ、戻ってこい自分、その人にはなれねーぞ。
そう客観的に見れてない時って流されてしまうことが多かった。
隣の芝生は青いのだ。特に自分に余裕がない時なんて。
だから自分に余裕がない時は、極力さらに人との接触を控え、SNSの観覧もできるだけ控えるようにしている。
自分の心に余裕がない時は特にSNSは自分に毒を注ぐのと同じだ。
今自分のできる範囲から着手すればいいのに、○○になりたい。と欲を張って無理をして、高跳びしようとして挫折してしまう。スピードを上げなければいけない時もあるけど、今自分が持っているエネルギー量に合わせて、それ相応に動けばいいんだ。
私も弱ってるみんなも。焦っても今の自分にできることなんて限られてる。
作業台の周りを見渡せば、やらなければいけないことだらけだけど、毎日少しづつでいいやと、それで良し90点とする。
このドキュメンタリーで、ある男性が言っていたけど
競いあう情報が多い
ということを言っていた。
デジタルデトックスをしていて思うけど、私は自分の中のできない/苦手部分を、ネットで得意として簡単そうにでき続けてしまう人の情報を見ると、勝手にとんでもなくしんどくなってしまう。
私が勝手に相手のことを(簡単そうにできる人)と見てしまってるだけで、当の本人ももしかしたら私のように苦手で無理をしてやっていることかもしれないのにね。
相手に嫌悪感を抱くんじゃなく、そう感じ取ってしまう卑屈な自分に嫌悪感でいっぱいになる。
人付き合いも数
持ち物も数
お金も数
多く持っている人が優れているみたいな風潮がとてもとても息苦しくなる。
友達がいないことと、人付き合いは少しでいい。
そんな人のことを、協調性がないだとか、社会不適合者みたいなレッテルも貼られてしまうことにオゲッとなってゲロゲロとなる。
相手を傷つけたくなくて人付き合いを諦めた人なんかもいるのにね。
なんか、この社会、他人に構いすぎじゃない?と思う。
それも他人の人生にさえ。
それが弱者なら格好の餌となる。
ほっといてくれや、と何度思ったことか。
SNSでは特に、数で競争レールに勝手に乗せられてしまうから、私のような人間は、その全世界競争エブリディにクタクタになってしまう。デジタルデトックスをしている期間は人生が上向きになる。ということは今回含め何回か経験しているので、自分にとってSNSとは適度な距離でお付き合いするということは、自分にとってメリットしかない。
絵の仕事をしていても、肩書きとか名誉とか自分にとってどうでもいいことだと思ってるので、アート系の人に会って初対面なのに入賞自慢マウントなんてされてしまうと、うへぇー…と逃げ腰になってしまう。
それを言われて(私も○○で賞をとっておりまして)なんて、わざわざ言ってマウント合戦するつもりもない。そんなこと、心底どうでもいい。
なので、なんとか協会みたいなところにも極力近づかないようにしてる。
だって、ほとんどみなさん美大出て、アートフェスタとか有名どこのイベやグループに所属していたりで、私にとって敷居が高いというか、集団が苦手もあって、アート系の繋がりってのが私はほぼないのが自分にとって救いだと思っている。
作家同士でよくある、おべんちゃら合戦みたいなのが死ぬほど苦手なのだ。
上部だけママ友の会みたいな感じがして。そして、お互いに絵を買いあったりしているのが私には全く理解できない…これは発達特性なんだろうかよくわからないけど、作家の世界もちょっと自分にはよくわからない構図がたくさん出来上がっている。
私は中卒なので、美大や専門学校など出ていなく、急に決心し、絵で食ってく!と闘志を勝手に猛火し、ほんとにほぼ絵だけで5年以上生活できちゃってる私は異端児の部類なんだと思う。いや変態の部類か。
競争社会はゴールの天井がないんだから、これも一種の奴隷だなとも思う。
自分が楽しくてそこそこ稼げればそれで幸せなのだ。
たまぁに自分の絵を見てほしい審査員がいるコンペティションに応募して、たまぁに入選したり、自宅に賞状筒が届いたりして、玄関で棒立ちしながらニタニタしてるキモい奴になったりして、そんな緩い自己満完結型がいい。
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