しかくい山 

人と極力繋がらない暮らしは不幸なのか?をテーマに生きる。

私が精神科へ行く意味はなんぞや

35歳の時に自分がADHD優勢型ASDだと診断が下り、引っ越しなどの理由もあり、この6年で病院を3回ほど変えている。

 

通院は1年に数回行くか行かないかぐらいで、行っても近況を話して、大きな相談もすることなく終了。最初、興味本位でストラテラとコンサータを処方してもらって飲んでは見たものの、薬が(効きすぎて)なんだか今までの自分が自分じゃないものになってしまったようで、怖くなり断薬。

 

いつも主治医に言われていたのは(中田さんは楽しそうですね)系の言葉。

精神科に何回か通うようになって気づいた良い点は、私は自分の悩み事を人に伝えるのが苦手だということ。

文章じゃなくて、言葉にして伝えようとすると、とっさに自分のしっかりとした想いが言葉に乗らないということ。

そして、自分の悩みを相手に伝えたところで、結局自分を変えられるのは自分だしと冷めた自分がいるところ。

 

精神科の先生の自殺率って一般人の数倍と言われているので、そこも気になってしまって、主治医が疲れている風だと、相手が気重になるような言葉を吐けなくなる。

何回か変えた主治医、どんどんやつれていったのを目の当たりにしてきたし、覇気がないんだもの。

プロフェッショナルでも人間の心には限界があると思うのよね…

1日にたくさんのマイナス思考を受け取ってしまってたら、いくらプロでも、そりゃ病むわ。

そう思うと、楽しい話をしてしまう。そうなると(中田さんは、そんなに通院も必要ないし、大丈夫そう)と思われてしまう。

 

自分がそうだからわかるんだけど、誰が見ても弱りきってる人より、いつも元気に(見える)人の方が危ないと思うのよ。実際、私は若い時に友達を自殺でたくさん亡くしていて、ほとんどが(悩みなんてなさそうな、いつも明るい)友達ばかりだった。

いや、私は自殺は絶対にしないと大人になってからは決めているので、どんな精神状態になっても自殺はしないし死んでやらないけど。

 

 

 

新しい、精神病院に変え行ってきた。

 

状況を説明したら

 

【あなたは変わる必要はないし、今のあなたのままで十分素敵です】

 

と言われ、んんん…これって

 

ー[完]ー

 

ですか????笑

ときょとんとしてしまった。初めて会って、数分話した後に、言われたもんだから驚いちゃったよね。新しい主治医は褒めてくれたんだけど、待合室ロビーにいる患者数を見たら、あぁ…と納得せずにはいられなかった。

1人で回すには、こうなるのだ。ならざるおえないのだ。と自分に納得させた。

精神疾患患者数の推移は年々、右肩上がりだしね。精神科医は増えているとは言うけど、数が圧倒的に足りてないのだ。

 

 

自分がADHD/ASDを持っていて、自営業として5年以上働いていると言うと、とても驚かれた。

驚かれる理由も嫌というほどわかる。

 

 

発達障がいを持っている人の平均年収は200万をきっているし、ほとんどの方が鬱病などを併発してしまって社会復帰も難しい方々ばかりだから。

私のような(ほらねギフテッドだ)みたいに、私の嫌いなギフテッド型に勝手に世間は押し当ててくるのも毎回なので、あぁ。やめろ。やめろ。とイライラしてくる。

自助会に参加しても、私のような生き方(自営業)をしてる発達障がい者にはまだ出会えていないので、みなさん、社会復帰をどうするかの悩みを抱く方ばかりの集まりでは、自分は相当浮くし、自分が気を使っていても、きっとマウントされてると思われてしまうこともあるだろうから、自助会に参加しても、いつもモヤモヤしてしまう。(このモヤモヤは相手にじゃなく、社会に対して。)

 

とってもとっても難しい。

 

主治医に会話中(すごいですね)と褒められまくり、(私はここに何しにきたんだろう…)と思いながら、これではここに来てる意味がわからない。

自分ちゃんと相手に伝えなさい。と自分にツッコミをいれ、数ヶ月のうちに自分が相談したい悩みをまとめて、今後ここに通院する形にしたいです。と伝えたら

 

いいですね

 

と言われ、机の引き出しから急に1冊の冊子を取り出し、私にくださった。

 

KIZUNAノート

非売品のこのノート。

中身をパラパラと見てみたらすごく良い。

 

要点が簡潔にまとめられてて見やすい

数ヶ月後にここに通院するときに、これを書いてまとめておいて、相談する。

おぉ、これはいい。先生ありがとうございます。こんな本があったなんて。

 

見やすいし、書き込みやすい

次の通院は来年の1月ということもあり、主治医に

 

良いお年をお迎えください。

 

と言われ、心の中で笑ってしまった。早い…早いよ先生。

 

精神科に通うからには、行ってから毎回(私ここに何しに来たんだろう)ではなくて、(なるほどそうなのか)と発見できるという形に持っていきたい。

人に相談するって自分には難しい。

 

このノートをうまく活用していこう。

 

 

 

前主治医に紹介されたこの本、大人にもおすすめ。

自分の発達特性研究は終わりがない。

 

 

 

 

お読み下りありがとうございました。




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