自分の本当にしたい時間を取り戻す

なくてはならない白色絵の具が残り少なくなってきていたので文房具屋に行ってきた。

大好きな文房具屋。

普段は老夫婦が経営している町中にある小さな文房具屋を極力使うようにしているんだけれど、そこには私が使っている絵の具がないので、そんな時は大手の文房具屋に向かう。

いつ、どの文房具屋に行っても色とりどりの季節によって変わるステーショナリーを眺めているだけで胸が弾み、楽しい。

今は、来年のカレンダーとスケ帳とクリスマスカードとお年玉が入り口付近で目玉商品として売り出されていた。

早いなぁ。この街に繰り出せば、先へ先へ、もう買っといた方がいいですよ、みたいな急かされてる感じが苦手。

大手文房具屋では本も扱うようになっていた。

（できる大人）になんてなりたい願望はないけど、ペラペラとめくってみたら、覚えたいような言葉がずらずらと書き込まれていたのでカゴに入れて、マステも少しだけ買い足した。

この本は英訳も付いているし、日本語を熱心に勉強している海外の友達へのプレゼントにもいいかも…と思った。

今年に入ってから国語辞典などを暗記したくて暇さえあればパラパラと読んでいる。

べったりスマホ生活になってしまってからというもの、簡単な漢字でさえ書けなくなることが増えたのと、今まであまり興味がなかった言葉の種類に興味が湧いてきただけなんだけど、これが思いのほか楽しい。

勉強はいくつになっても興味があればできる素晴らしい時間活用術だ。

それとデジタルデトックス中でスマホを仕事以外の時間はスマホ封印ボックスに閉じ込めていて、手持ち無沙汰で暇なので英語の勉強もまた再開して数日になる。

集団と偉そうな先生と訳のわからない校則やルールだらけの学校を楽しいと思ったことが一度もなく、そんな中での勉強も全く頭に入ってこなくて、学ぶということから、長いこと離れていたので、勉強が楽しいと思えることは私の幸せにもつながっている。

その勉強（大学）にも与党はまた余計なメスを入れようとしてるらしい。

ここまで隠しもなく腐っている様を目の当たりにすると、Fワードをひたすら連呼。ドイツ語だったらシャイセ連呼だね。

学ぶ意欲を削ぐ、金銭面で負担を負わせる、国がこれやり出したらもう本当に崩壊するだけでしょ。カルトと優生思想者はどこまで馬鹿なんだろう。

ヨーロッパの友達たちが今この日本に住んでいたら顔を真っ赤っかにして毎日怒鳴り散らしているだろう、それかもう見切りをつけてさっさと海外に転居するだろうと安易に想像できる。

同じ人間で、同じ命で、政治によって自分の生活が大きく左右するのに、向かっていく熱量がなんかこう違うんだよね、ずっと不思議に思いながら暮らしている。

絵の具も高くなった、大きいサイズで1本で600円近くするんだもの。

限定品や特殊な色になると小さいものでも500円は超えてくる、ヒョエェ。

数年前と比べたら、とにかく高くなった。まとめ買いも渋る高さ。

デジタルに移行しようかと何回も思ったけど、デジタルの楽しさも知りつつ、私はやっぱりアナログの方が楽しい。

今年の夏前から蚊除け対策としてドーム型蚊帳を我が家に導入したんだけど、これがすごく良くて、毎日のように蚊に刺されて起きていたのが0日になった。

今年の買って良かったベスト賞は、この蚊帳がぶっちぎりで優勝。

そんな蚊帳の出入り口のファスナーを閉め忘れて昨日は寝てしまって、案の定、顔や腕や指など蚊に刺されまくった痛みで目が覚めた。

耳元で飛ぶ蚊。

いつもだったらスマホのライトで蚊帳を照らして蚊を見つけやっつけるんだけど、寝る時はスマホを封印ボックスに入れ、隣の部屋に置くのでライトが手元になく、照らすことができずに、蚊を簡単に見つけられない。

ここでも、スマホにどんだけ依存してたんだよ…とちょっと怖くなった。

スマホがないと不便なんだけど、不便になると、方法だとか、やり方だとかを自分の頭で考えるようになる。そう、考える力を奪い取られていたんだなと、国語辞典のことなど踏まえ、今までは恋人か家族のようにいつもいたスマホとは距離を取り、遠い親戚のいつも見守ってくれる優しいおばさんのようなおつきあいに変えようと思った。

時間の使い方を変えていかなければいけない。

もっと有効的に計画的に。

楽しさもちゃんと取り入れながらバランスよく。

お読み下りありがとうございました。

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